Tobira

宇津木忠

福祉 介護高齢者福祉施設長
福祉系専門学校を卒業し、H10年現所属施設 社会福祉法人不二健育会 特別養護老人ホームケアポート板橋へ入職。
一般介護職より、フロアサブリーダー、リーダーを経て、通所介護(デイサービス)フロア主任へ着任。
グループホーム立ち上げの管理者から通所介護介護統括主任へ。
以後在宅部部長から介護長を経て、特別養護老人ホーム ケアポート板橋施設長へ就任。

■【資格・役割】
・介護福祉士・介護支援専門員
・東京都認知症会介護指導者
・介護技能実習評価者
・某短大外部評価者

これから目指す人へ

きっかけ

中学生の職場体験授業時にお伺いした高齢者施設での出逢いがきっかけとなります。
5日間と短い時間ではありましたが、最終日の帰宅時、施設玄関であるおばあちゃんが待っていてくれていました。
「また明日もくるんだろ?」と声を掛けていただいた一言。
「ごめんね、ばあちゃん。今日でおしまいなんだ」と答えた後のその方の悲しそうな表情。
「寂しくなるね」の一言が、「私のような人間でも必要としてくれている人がいるんだ」と気づかせてくれました。
既にこの瞬間に、高齢者福祉の仕事をしたいという気持ちが芽生えておりました。
もともとおばあちゃん子であったことも起因しております。

目指した年齢

上記にもありますが、中学1年の時(13歳)となります。

役に立った習い事

生活そのものを支えていく職業ですので、全ての習い事が役に立つと思います。
特に「道」がつく習い事は、その道に対しての心構えや高齢者も興味を持っていただけるものが多いため、コミュニケーションの話題としても活用できますし、披露できるような習い事も喜ばれますので、興味のあることには積極的にチャレンジするといいと思います。

私の場合は「書道」ですかね。

この職業はこういう人に向いている!

困っている人が居たら、「何か手伝えることはないかな」という気持ちを少しでも持っている人。
また、仲間のことを大切に想え、誰かのためにすることが、自分のことのように嬉しくなり、喜べる人。

印象に残る親のサポート

「大きくなったら〇〇になりなさい」と言われたことがありません。
早くから高齢者福祉の仕事に就きたいという気持ちがあったので、「やりたいことをやればいい」と応援してくれました。

これから目指す人への応援コメント

「自分のことは自分でやりなさい」と周りの人から教わると思います。
しかし、「自分のことを自分でしたくてもできない」ようになったとき、人はとても悲しくなります。

そんな時、「できないことは一緒に手伝うよ」と誰かが支えてくれたら、とても嬉しく、有難いと思うんです。
そして自分らしく生活し続けることができると思うんです。

身体の支えだけでなく、心の支えにもなれるこの「高齢者介護」は、自分の心も豊かになります。
お金では買うことのできない「あたたかな気持ち」を沢山貰うことのできる仕事。
是非覗いてみて下さい。