中学生の職場体験授業時にお伺いした高齢者施設での出逢いがきっかけとなります。
5日間と短い時間ではありましたが、最終日の帰宅時、施設玄関であるおばあちゃんが待っていてくれていました。
「また明日もくるんだろ?」と声を掛けていただいた一言。
「ごめんね、ばあちゃん。今日でおしまいなんだ」と答えた後のその方の悲しそうな表情。
「寂しくなるね」の一言が、「私のような人間でも必要としてくれている人がいるんだ」と気づかせてくれました。
既にこの瞬間に、高齢者福祉の仕事をしたいという気持ちが芽生えておりました。
もともとおばあちゃん子であったことも起因しております。
上記にもありますが、中学1年の時(13歳)となります。
生活そのものを支えていく職業ですので、全ての習い事が役に立つと思います。
特に「道」がつく習い事は、その道に対しての心構えや高齢者も興味を持っていただけるものが多いため、コミュニケーションの話題としても活用できますし、披露できるような習い事も喜ばれますので、興味のあることには積極的にチャレンジするといいと思います。
私の場合は「書道」ですかね。
困っている人が居たら、「何か手伝えることはないかな」という気持ちを少しでも持っている人。
また、仲間のことを大切に想え、誰かのためにすることが、自分のことのように嬉しくなり、喜べる人。
「大きくなったら〇〇になりなさい」と言われたことがありません。
早くから高齢者福祉の仕事に就きたいという気持ちがあったので、「やりたいことをやればいい」と応援してくれました。
「自分のことは自分でやりなさい」と周りの人から教わると思います。
しかし、「自分のことを自分でしたくてもできない」ようになったとき、人はとても悲しくなります。
そんな時、「できないことは一緒に手伝うよ」と誰かが支えてくれたら、とても嬉しく、有難いと思うんです。
そして自分らしく生活し続けることができると思うんです。
身体の支えだけでなく、心の支えにもなれるこの「高齢者介護」は、自分の心も豊かになります。
お金では買うことのできない「あたたかな気持ち」を沢山貰うことのできる仕事。
是非覗いてみて下さい。