東京の都会育ちのため、自然のある広い空間に憧れました。自然に関わる仕事がしたいと大学では「資源工学」を専攻しました。その中でも地球環境と人間との関わりに興味を持ち、「環境」をテーマとした研究を行いました。日本気象協会に入ったのも「環境」に関わる仕事ができること、そして「気象」という自分には未知の世界にチャレンジしようと思ったからです。
中学から大学までずっと部活動でソフトテニスに明け暮れていました。大学4年のときに、研究室に入り「環境」問題に取り組んだのがきっかけです。自分が目指すものを早くから定めることもいいですし、色々な経験をしながらじっくり考えていくのもいいと思います。自分が仕事として何をやりたいかから逆算して進路を考えることがとても大切だと思います。
ソフトテニスを10年間続けたことで、ひ弱だった自分の心と体、人とのコミュニケーション能力が鍛えられ、様々なことに自信が持てるようになりました。
自然が好きで、いつも探求心を持っている人。新しいことや未知のことにチャレンジすることをいとわない人。人とのコミュニケーションをはかり積極的に話ができる人。
中学以降、自分の進む道について本人の意見を尊重して見守ってくれたこと。もう1つは、中学入学時に「スポーツ」をやることを強く勧めてくれたこと。
講義の中で紹介しますが、気象予報士をはじめとする気象・環境に関する仕事は、みなさんが考えているよりもはるかに様々な分野で社会の役に立っています。どんな仕事をしてどのように社会と関わっていくのか、是非そこを知った上で自分の目指すところを見つけて欲しいと思います。