「将来の夢は?」「あなたは何がやりたい?」という問いかけが苦手な少年時代を過ごしていましたが、漠然と宇宙には何があるのだろうか、広大な海の底にはどのような世界が広がっているのだろうかということには興味があり、そういったことに関われると良いなというシンプルな思いで進路を決めました。自分がやれるのか非常に不安でしたが、個人プレーというよりはチームプレーで物事を進めていくことが多く、周りと切磋琢磨することで自分の能力を磨いていくことができる、そんな環境が気に入っています。
小学生の頃から漠然とそういうことに携わりたいと思っていましたが、具体的に考え始めたのは大学生活後半の23歳頃です。もっと小中高生の時からいろいろな職業や、それを通じて得られるやりがいなどを知っていれば、将来選択に悩むことは少なかったのかなと思います。
テニスなどの比較的上達が早かったスポーツと、なかなか上達しなかったピアノの2つが主な習い事でしたが、好きなことに打ち込んだ方が成功体験を掴みやすいと感じられた点で両方とも役に立ちました。
やりたいという意思があれば誰でも向いています。より多くの人に社会貢献したい、より難しいことにチャレンジしてみたい、より大きな達成感を味わいたいなど、前向きな思考であればなおさら向いています。
学業などに全く口を挟まなかったこと、旅行や体験などいろいろな経験をさせてくれたこと。言いたいことはあったと思いますが、自分の人生、自分で切り開きなさいと言われているような感じがして、今思えばとてもありがたかったです。
やりたいことが思いつかない、思っても自分に何かできると思えない、一方で周りの人はうまく進んでいる、といった環境にいる人、やりたいことが明確でどうしてもそのチャンスを掴み取りたいと考えている人、いろいろいると思いますが、何をすべきか分からないのであれば、まずは何か目の前のことに注力してみると、意外とそこから次の道が見えてきたりします。焦らず眼前に見えている機会をまず生かしましょう。これからは皆さんの時代、たった一度きりの人生を全力で駆け抜けましょう!