子どものころから、周囲の大人に「手に職があると良い」と聞かされていました。10代後半は特に女性のライフスタイルーー夫の転勤に同伴、出産、育児などーーを意識するようになり、どんな状況でもその資格だけで生きていける専門的な知識や技術を持つと、人生の選択肢が広がるのではないか、と考えるようになりました。大学卒業後、取ろうとした言語療法士は試験に落ち断念、新卒1年目の会社員時、担当業務を学べ、憧れの国家資格でもある社会保険労務士の勉強を始め、翌年合格。これをきっかけに転職し、人に恵まれ収入もキャリアも願い通りになる経験をしました。ファイナンシャルプランナーは結婚後、無職の期間に取りました。受ける相談内容に幅ができるため、社労士と相性の良い資格だったためです。当時、夫の転勤でそれまで縁のない土地に住んでいたのですが、この期間中、社労士事務所を経営されている方のお誘いで働かせてもらい、実務経験を積むことができました。
社会保険労務士24歳、ファイナンシャルプランナー30歳
・小学生から高校生まで書道を習いました。集中力が身に付いたおかげで、資格試験では短期間の勉強で合格することができました。集中力は、現在も文章を考えたり、お客様のお話を聞きながらポイントをまとめたりするのに役立っています。
・事務所を立ち上げてからボイストレーニングを3ヵ月間受けました。相談業務や講師の仕事では声がとても大切になります。落ち着いた低い声を意識することで、良い評価をいただけるようになりました。
いろいろな人の立場・視点で考えることができる人。相手の気持ちをくんで寄り添うことができる人。
・幼少期に母から本を読み聞かせてもらったことで、画像を頭に浮かべながら考える習慣がつきました。
・父は好きなことしかしない、わがままだけれど楽しそうに仕事をする人でしたので、私もその影響を多分に受けています。
自分はこの程度、と天井を設けていませんか?自分らしくないことをやってみると、知らない自分が内側から飛び出してくるかもしれません。
10代まで自信がなく臆病だった私は、挑戦を続け大人になり、高校時代の友人に「いもむしが蝶になった」と言われるほど変身しました。