20代の頃に務めていた会社で Web サイトや広告を管理・運用する部署にいたのですが、それらの制作の一環として「社内でも撮影をできるようにしたいね」と言っていたら「じゃあお願い」と撮影の担当になりました。
それが仕事として写真を撮るようになったきっかけです。
自分から始めたいと思ったわけではなく、一緒に仕事をしている人たちとの話の流れで写真を撮るようになりました。
なので「この職業に就きたい」と思ったことはありません。たまたまです。
小学生のころに書道教室に通っていましたが、半年くらいでやめてしまいました。
ちゃんと続けられたらキレイな字を書けるようになっていなのかなぁと、今でも後悔しています。
続けられなかった僕が言っても説得力がないかもしれませんが、自分が興味を持って始めたことなら、どんな習い事でもきっと役に立つと思います。
人と関わることが好きな人はこの職業に向いていると思います。
ほとんどの場合、デザイナーやディレクターと話をしながら、一緒に一枚の写真を作っていきます。
僕は、この時間が大好きです。
とくに積極的なサポートを思い出すことはできないのですが、何かをしたいなと思ったときに、それを反対されたことがなかったような気がします。
ただ見守っていてくれていたんでしょうね。
企業の写真では都内のオフィスはもちろん、地方の工場や工事現場・鉱山・採石場で撮影することもありますし、医療関係の撮影では手術の現場に立ち会うこともあります。
この仕事をしていなかったら見ることができなかった場面がたくさんあります。
ちょっと得した気分になれる事が多くて、とっても楽しい仕事ですよ。