日本人である父が元々ECCの講師で、私が大学に入った頃から「英語を教える仕事はいいぞ」と繰り返し勧められました。
教える経験を積むために、学生時代から塾や予備校でアルバイトをしていました。
本当は日本人なのに外国人のフリをして教えていたこともあります。
大学を卒業してすぐに独立して、自分で直接生徒さんを持って教室を始めました。
23歳、大学を卒業した時です。
自分の教室名を持って、自分がトップとして始めましたが、最初はもちろん生徒さんは0人から始まります。
だから他にアルバイトもしていましたが、早く英語を教える仕事だけで食べていきたかったので、
がんばって生徒さんを集めました。 アルバイトを辞められた時はとても嬉しかったです。
英語はもちろん必要なのですが、英語を教えるには生徒さんとたくさんおしゃべりをする必要があります。
だから習い事に限らず、自分が経験したこと全てが仕事の役に立ちます。
生徒さんと共通の話題があると話が盛り上がります。だから色んなことに興味を持つのはとても良いことです。
色んなことが上手く「できない」人です。
先生は生徒さんに上達の方法を教えることが仕事です。 最初から上手にできてしまう人は「どうやったらできるの?」
という質問に答えられません。
英語もそうです、苦手なほうが良い先生になれます。
私は英語の成績は別に良くはありませんでした。普通よりちょっと下です。
そこからどうやって上手になったか、という経験が先生として宝になります。
たくさんつまずけば、それだけ教える時にたくさん助けてくれます。
私が小学生の時、父が英語を教えてくれていたのですが、その時は興味もなく全然真面目に授業を受けていませんでした。
せっかくサポートしようとしてくれていたのに、本当に悪いことをしたと思っています。
そうやって私が真面目に勉強しようとしないので、高校3年生の時にアメリカ留学に行かされました。
行って英語が全然できなくて本当に苦労しました。 でも友達が欲しかったのでがんばって家で勉強して、
勉強したことを翌日学校で使う、ということを繰り返してちょっとずつ上手になっていきました。
勉強しないといけない環境に無理やり放り込んでくれたこと、とても感謝しています。
小さい時は何が自分に向いているのかわからないので、多数の習い事をさせてもらえた事で、選択肢が広げられ、
直接では無いですが、今の仕事に活かされていると思います。
英語が苦手でも、特別好きじゃなくても英語の先生にはなれます。
最初は楽しくなくても、できなかった事ができるようになったり、英語を使っておしゃべりできるようになると
どんどん楽しくなってきます。
楽しいともっとがんばりたくなり、「英語は負けない」というプライドが生まれます。
英語を教えるという仕事も素晴らしいですが、世の中には素晴らしい仕事がたくさんあります。
英語ができると選べる仕事がもっと増えます。私も英語を使って、先生以外の仕事をすることがよくあります。
先生になるとしてもならないとしても、色んなことに興味をもってチャレンジしてみてください!