職業を住職と名乗るのは躊躇いがあります。
元来僧は世俗を捨て、世間一般の仕事からは離れた出家です。
しかし法人から給与を頂いている以上(税金も天引き。拙寺は厚生年金)職業とされるのも仕方ありません。
お寺の子として生まれましたが、二十代前半までは後を継ぐ気はありませんでした。
26歳(大学院に通っている最中)ふとしたきっかけで本山の修行にまいりました。
幼い頃は師父の後ろで、経を読んでいました。所謂門前の小僧です。
(役に立ったのは)
・生け華
・腹式呼吸による発声法
向き不向きはありません、
志を起こせば、どなたでも仏門を叩く事が出来ます。
「後を継ぎなさい」とは、一度も言われませんでした。
好き勝手な学生時代を送らせて貰ったことが、最高のサポートです。
未来の予測できない時代。
宗教に終わりはないと信じますが、真の存在意義はこれから問われる事でしょう。