小学生のときに見たメキシコオリンピックに感動し、オリンピックを報道する夢を持ちました。
オリンピックは単なるスポーツの競技会ではなく、世界の縮図。
そこから世界が見え、時代が見え人間が見えることに興味を持ちました。
以後オリンピック報道をするためにはどんな仕事があるのか探し続けました。
漠然と記者やカメラマンかなとイメージを持っていましたが、大学でボート部に入り、自らが出場したレースがテレビで生放送された経験から、テレビでのオリンピック報道に大きな魅力を感じました。
テレビはオリンピックの会場とお茶の間をダイレクトに結び、世界中が同時体験することができます。
その会場で起こっている事をその場の空気感をも含めて自らの言葉で伝えるのが スポーツアナウンサーだと気付いたとき、アナウンサーになろうと思いました。
オリンピック報道の夢をはっきり持ったのは中学生のとき、13歳ぐらいですが、アナウンサーになろうと思ったのは 大学4年生(22歳)になってからです。
アナウンサーになるために役に立つ習い事はありませんが、逆に言えばすべての習い事が役に立つと思います。
様々な知識やすべての経験が、アナウンサーとして役に立ちます。
・好奇心旺盛な人
・雑談の好きな人
・ポイントを伝えることがうまい人
・探求心の強い人
・人の話を聞くのが上手な人
・事実に謙虚に向き合える人
・素直な人
・人間が好きな人
私が興味を持ったものに先入観を入れずに何でもやらしてくれたこと。 とめられたことがない。
人に何かを伝えようとしたとき、大切なことは「情熱」と「恐れ」です。
人に何かをちゃんと伝えることは実はとても難しいことです。
そのためには情熱が必要です。
そして常にちゃんと伝わわらないかもしれないという恐れを持つことです。
そのことで、受け手の相手の心を想像できます。
そしてしっかりと伝えるために言葉を選び、タイミングをはかります。
つまりコミュニケーション能力の感性が日常的に磨かれることになります。
まずは、日々雑談をしましょう。
相手がどう受けとったのか、受け手の心を思い描く想像力を持ちましょう。