会社員3年目の頃に、祖母に保険のことを聞かれて説明したところ、とても喜ばれたことがきっかけです。
ちょうどその頃、保険も含めたお金の知識に関する資格(ファイナンシャルプランナー資格)があることを知り、興味を持って受験することにしました。
受験したら無事に合格したので、どんどん上のレベルに挑戦! 気が付けば、一番上の資格まで取れたので、この資格を活かせる仕事に転職して今に至ります。
ファイナンシャルプランナー資格というものがあることを知ったのが、25歳頃。
その資格を活かして専門で仕事をしている人がいることを知ったのが、27歳頃のことでした。
だから、子どものころには知らない仕事だったので、目指してがんばった、というわけではありません。
けれども、大人になって、自分の”好き”を活かせる仕事があることを知って、資格を取ることで手にできた仕事ということになります。
習い事としては「そろばん」などは役に立つかもしれませんが、絶対に必要というわけではありません。
それよりも、日々、ニュースや新聞、WEBで得られる情報を見て、世の中のお金について疑問を持ったり、考えたりする習慣が大いに役に立ちます。
ファイナンシャルプランナーという仕事は、自分自身が知っているお金の知識を、人に教えてあげると喜ばれて、お金までいただけるという、自分の”好き”でお金をもらえる仕事です。
食べていけるほど収入が得られるかは人それぞれで保証はできませんが(笑)、何よりも「お金の知識を知るのが好き」「人の相談にのるのが好き」「人の前に立って話をするのが好き」「図や文章でわかりやすく説明するのが好き」といった”好き”の気持ちがある人なら、長く続けられる仕事だと思います。
何かの機会に「暗算してみて」とよく頼まれていました。
たとえば、牛乳と卵を買ったときに、レジにつく前に「合計いくらだと思う?」といった具合です。
親は小銭の用意のために聞いているとのことでしたが、私自身は、同じものでも日々値段が変わることや、消費税などのしくみにも興味を持つよい機会となりました。
この仕事で活躍している人を見ると、オールマイティでいろいろ詳しいという人よりも、どちらかというと「得意分野」がある人によく仕事が依頼される印象があります。
たとえばテレビや雑誌などで紹介されるときも「保険に詳しい○○さん」「教育費に詳しい○○さん」といった紹介のされ方をしますので、得意分野があるほうが目立つのではないでしょうか。
会社員から転職するのであれば、それまでの仕事上で知りえた知識は、得意分野となって、きっと役に立つと思います。