元々サーカスでショーに出演するパフォーマンスのお仕事をしていました。子どもがうまれてから、練習や本番で、まだ小さい自分の子どもと離れるのが寂しくて、練習も本番も、小さな子ども連れをはじめ、おとなも子どももいっしょに楽しめるサーカスがあったらいいな?と、親子イベントをしてみたのが始まりです。とっても楽しかったので、そのまま「子ども向けサーカスの団長」をお仕事にしました。
36才!サーカスのアクトを習い始めたのは27歳です。おとなも子どもも、夢を持つことに年齢は関係ないと思っています。まだ何になりたいかわからない時も、まずは好きなこと・ワクワクすることを集めて、目の前のときめくことへ挑戦していると、積み重なった経験が、やりたいことや夢につながっていくと考えています。私の場合は体育の先生になる学校を出て商社とリゾートホテルと留学代理店で働きました。どれも関係ないように見えるけど、どれが欠けても今のお仕事はできていないと思います。
・学校での勉強
英語:ショーの英語版をつくっています。翻訳家さんや、英語を話す団員さんと英語でお話するのに役立っています。
国語:脚本を書くこと/ 算数:予算の管理など
・部活動
デンマーク体操:集団で見せる発表の形を学びました。
競技エアロビック:身体表現を点で評価されること、やればできる!という気持ちを学びました。
・サーカスの習い事
エアリアルシルク・エアリアルリング(空中芸):小学生の時に見て憧れたサーカスの演目が習えると知って27歳から習い始めました。小さい頃にバレエをやっておけばよかった!と思いました。小学生の時は塾とプールに通っていました。
冒険と、ひとが好きなひと!
サーカスはひとりではつくれません。頭にあるイメージを伝えて形にしていくお仕事です。ご出演やステージに関わるみなさん、脚本家さん、作詞作曲家さん、衣装さん、写真や動画にのこしてくださる方などたくさんの方と相談しながらつくりあげていきます。
そして、お願いしてくださる学校や幼稚園、イベントを開く会社の方などから、ショーをする目的などをお伺いして、来てくださる方がいちばん楽しいイベントになるように相談しながらショーを組み立てていきます。
なので、ひとと関わることが好きなひとに向いていると思います。
また、まだ見たことがない・やったことがないことをしたいひとにも向いていると思うので「冒険」が好きなタイプのひとにおすすめです。
部活動の発表や試合はいつも見にきてくれて、練習で遅くなっても、いつも心配しながら隣でやりたいことをサポートしてくれていました。人生の大事な決断の時、例えば進路やお仕事を選ぶときなど、小さなことでもいつも相談していました。現在もその関係は続いています。子どもはもちろん「家族と見たいサーカス」「家族に誇れるサーカス」にしたいと思っているので、自分の家族やご出演・関係する皆さんのご家族にも積極的に観に来ていただいてご意見を聞いています。自分の関わる発表や試合、行事やイベントに足を運んで見にきてくれるって、当たり前ではない特別なことだと思っています!
「こんなことがあったらいいな」というアイディアがあったら、まずは自分で何かできないか考えて実際に動いてみてください。小さなことでも、いっぱい失敗しても大丈夫、チャレンジしてみたことは必ず次につながります。夢もアイディアも無限大です。
サーカスは「本当に人間なの!?」って思うくらいすごい動きをするひとがいっぱいいます。身体だけじゃない、人間ってこんなこともできるんだ!誰でも、いつからでも、これから何にでもなれるんだ!と思っています。楽しんでいきましょう!