自分の髪のことで悩んでいたころ、安心して相談できる相手がいませんでした。同じように悩む子どもや家族が、ひとりで抱え込まずにすむ場所をつくりたい。それがこの活動の原点です。
NPOを立ち上げたのは35歳のときです。子どものころは、こうした仕事があることすら知りませんでした。「こんな場があったらいいのに」と思うものを自分の手でつくってみたら、少しずつ共感してくれる仲間が集まってきました。
日本舞踊、三味線、茶道です。日本語の美しさ、所作の大切さ、自然との調和、礼を重んじる心。どれも、生きるうえでの豊かさを教えてくれました。今の活動にも、人と向き合う姿勢として生きています。
身近な人の「困りごと」に気づける人。そして、それを「しかたない」で終わらせず、誰かとつながり、しくみを変えるところまで動ける人に向いています。
活動を通して、多くの親御さんと出会ってきました。どんな困難や状態にあっても、その子自身を信じ、想いを尊重する。答えを押しつけず、いっしょに歩もうとする。そうした関わりが、子どもが自分の道を選ぶ力になっていると感じます。
「ふつう」はひとつではありません。悩んだり、つらいと感じたりした経験は、いつか誰かを支える力になります。その力は、ひとりで抱えなくていい。学校、企業、行政、地域など、立場のちがう人たちと一緒に社会を変えていくのは、とてもわくわくする仕事です。子どもたちの未来を、今ここから一緒につくりましょう。