前衛芸術家を志し、自身の作品の表現の場として、飲食店の経営をするのが良いと感じ、修業を始めました。
基礎をしっかりと固めたいと考え調理技術だけで無く、食文化の歴史背景を知るにつれ、用の美、理にかなった形、自然と調和する美しさを守り伝える、日本文化そのものと、それに携わる方々に尊さを感じ、日本料理の職人の道を志しました。
23歳です。アルバイトをしていたピザ屋の店主の「うちの仕事身に付けて、店をやったらどうか」という何気のない勧めと、その時の自分のモヤモヤしていた進路への考えが合致しました。その時からです。
どんな習い事も役に立たないという事は無いと思います。
習い事をしていなくとも、自分で考える事をする。能動的に体験を求める事は多いに役立つと思います。
あえて言えば、大人になってから入りづらい世界は多いと思いますので、書道、華道、茶道、等の経験は、生活上の視点や考え方に影響すると思います。早いうちに身に付けておいて損は無いかと思います。
食事に興味のある人。追い求める気持ちに、衛生観念や根気が付いてくると思います。
手をかけた飾らない食事。
父が高血圧だった事もあり、塩分が控えめの味付けでした。
素材の味を自分で探して楽しんでいた様に思います。習い事でお弁当を作ってもらう機会も多かったですが、周りの弁当と比較してとてもシンプルでしたが、味が好きだったので、一切不満はありませんでした。
欲求のままに一つ作って食べて下さい。その積み重ねでしかありません。